こんにちは!よきです!!
医療従事者の私は、職場でよくこう言います。
よき「生活で◯◯が大変なんですね。それだったら◯◯の筋力をつけた方がいいですね」
相手「わかりました。では、明日から少し歩くようにします」
よき「・・・(なんか違う気がする)」ってな感じがよくあります。
筋力を付けるために運動しましょう!ということが、筋力を付けるために歩きますに変わっているんです。
運動=歩くは正解ですが、筋力強化の目的で歩くのは間違っているんです!
この勘違いを元に、今回は「歩く=筋力強化は間違がっている」の中身を解説していきます。
人の歩きは筋力強化としては向いていない理由をさっそく解説していきます。
歩くことは移動手段
歩くというのは、人間にとって本来は移動手段なんです。
車や電車が移動するように、人間が歩くことも移動の為なんです。
車の移動にものすごい、パワーやコストが必要ならば効率が悪いですよね?
お金がかかりすぎて車なんていらない!って誰もが思います。
人間も同じように移動手段として歩くことに、筋力をあまり使わないようになっているんです。
歩行は長い距離を歩けるように、あまり筋力を使わないで効率よく歩けるようになっているんです。
歩くことはエネルギーは消費しますが、筋力強化としての目的には結びつきにくいんです。
人間歩行の効率の良さ
人が一歩踏み出したら、反対の足は体に対して後ろ(頭から垂直線を下ろした場合)に残っていますよね?
これがすごいんですよ!
ロボットを観察してみてください。最近のロボットはかなり性能が良いです。
ジャンプまでするロボットもあるぐらいですから!
しかし、人間型ロボットは歩く際に、股関節や膝関節の部分が曲がっています。
これが人とロボットの違いなんです!
人は歩く際に、股関節に対して足が後ろに残ると話ました。
このイメージは、弓矢を想像してみてください。
弓矢は、弦を引っ張って弓を飛ばします。
人は足を後ろに引いた分を利用して前に足を振り出します!
これによって、筋パワーはあまり必要としないんです。
それでも転ばない人のバランスの良さを痛感しますね。
人が歩く際はスムーズに歩きますが、ロボットの場合は一回一回止まります。
一回止まるということは、0から1を作り出すパワーが必要になります。
人間歩行の面白さ
人が歩く際は重心が数cmほどしか動いてないんです!
重心の位置を地面から測ると、成人では身長の55〜56%の位置にあります。
上下方向に対しての重心動揺は上下約2㎝、水平方向に対しての重心動揺は左右約4㎝なんです。
歩く際に腕も振って、足も大きく降り出しているのに重心は数cmほどしか動いていません。
これが、効率の良い歩き方なんです!
重心移動が少ないことで、必要最低限の動きになるわけです。
まとめ
今回は歩く=筋力強化ではないことを解説しました。
なぜなら、人が歩くということは移動手段であるが故に効率が良いからです。
効率が良いということは、あまりパワーを必要としません。
筋力を強くするためにがそれなりに負荷が必要です。
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ですから、筋力を付けるには筋トレが必要なんです!
ここを間違ってしまうと、せっかく運動しているのに効果が得られにくくなってしまいます。
大事な時間を使って運動している分、効果があって欲しいと願い解説しました。