今月の1冊『夜のピクニック』懐かしき青春を読み返す(2021/4)

今月紹介する本は「夜のピクニック」です!

以前から、気になっていた本の1冊です。

名作であり、本屋大賞を受賞した青春小説

3つのポイントを含めて少しながら紹介します!

簡単なストーリー

私たちにとって高校生活の最大イベントといえば修学旅行です。

しかし、この本の学校での最大のイベントは歩行祭になります。

全校生徒が日中も夜中も、24時間かけて80kmを歩き通す伝統行事。

学校生活の思い出や今後の夢を歩きながら語り合い、

二人の男女を中心にしてひたすら歩き進める物語。

ピクニックという単語が合わさった青春ストーリーです。

ここからは、私独自の3つのポイントを含めては話していきます。

それぞれのキャラクター

主人公は高校生最後の歩行祭に参加している二人の男女、西脇融甲田貴子になります。

二人は高校最後に同じクラスになりながらも一度も口を聞かずに過ごしてきました。

そんな二人は、誰よりもお互いを意識しながらも避けることを選択します。

事実に背を向け続けて卒業を迎えそうな二人を多くの友がサポートします。

今回の歩行祭では、西脇の親友である戸田忍

甲田の親友である遊佐美和子榊杏奈が本には登場します。

彼らの人間性や優しさは友人として本当に羨ましいものです。

また、そのほかにもクラス仲間数人が登場しますが

私個人的にはクラスメイトの高見光一郎が好きですね。

LoveではなくLikeですよ!笑

クラスによくいるお節介なヤツです。そんな自己中心的なようで周りの為に動こうとする姿。

彼のおかげで上手く歯車がかみ合うように収まる瞬間が素敵です。

彼・彼女らに大きなイベントは起きずとも、人の内側にある心が大きく変化していきます。

青春というのは、いつだって周りから見たら大したことないですが、

本人たちにとってみれば大きなイベントなのです。

80キロという長い距離

私の学校生活のイベントにも強歩大会やマラソン大会はありました。

しかし、80kmではありません。

私の高校ではせいぜい15km前後です。

疲労感は残しますが、あっという間です。

それが80kmを歩き抜くとなると、精神的にも身体的にも限界を超えます。

想像しただけでも関節や筋肉が痛くなるレベルですね。笑

体力が有り余っている前半の心境や会話と違って、

限界に近づいた・超えたときに見える世界や行動は

本心であるような気がします。

この本では少年・少女たちの歩きながら変わる心境と

秘めたる葛藤を再現している様子がとても見事に書かれているのです。

過酷な80kmもの歩行祭は多感な高校生たちに

かけがえの無い時間と濃い中身をもたらしてくれるのです。

青春っていいな

青春といえば、心の若さゆえの友情恋愛

昔あの頃の思い出はきらきらしていて、やっぱり特別です。

また、友との語らいは一生の宝物になっているはず。

学校というまだまだ小さな環境の中で、一生懸命考えもがく姿が青春な気がします。

今だからこそ、思い返して懐かしむことでより青い春は輝くのかもしれません。

この本の小さなエピソードからも人間の優しさや寛大さ、

友情の本質が何かと知り、改めて相手を許す喜びや生きる楽しさを感じることができます。

一度読むべきおすすめ度◎

この本からは親、子供、そして家族を持つ人たちの気持ちを代弁してくれている物語でもあります。

不器用な二人を中心に優しい友達が二人を温かく包み、それぞれの気持ちと向き合う。

一生懸命で不器用だけど真っ直ぐで、お互いを思い合っていて、優しいお話です。

ぜひ気になった方を一度読んでみてください。

似たような懐かしさや切なさ、学校生活を思い出して友人と語りたくなるような1冊になるはずです。

毎月、おすすめの本をこれからも紹介していきます。

今月の一冊『お金の大学』 2021/03

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